大好きなドラマにストレスゼロのヒントが・・!![九州、メンタルヘルス対策]
2012/05/29
今、とても大好きなドラマの一つが大河ドラマの「平清盛」。
平安貴族の雅な空気と武士の猛々しさ、さらには色んな愛や憎しみが混ざり合いながら時代が移りゆく混沌とした雰囲気に毎週とても惹きこまれます。
松山ケンイチさん演じる熱くてまっすぐな平清盛、松田翔太さん演じる高貴で型破りな後白河帝、出演陣の魅力もたまりません・・!
そして、もう一つ、個人的にこのドラマの大好きなポイントは、「音楽使い」です。
例えば、戦のシーンでの音楽。
あのダイナミックで、力強く伸びやかなメロディーが流れてくると、泥だらけ砂まみれになりなが戦う武士たちの心の奥に、単なる闘争心ではなく、武士の世を築く気分の高揚感が潜んでいるのを感じさせます。
特に、先日放映された「保元の乱」の回では、加藤浩司さん演じる海賊出身で平清盛に仕える兎丸が嬉々として敵陣に乗り込んでいく様と音楽が痛快なほどにハマっていました。
遡ると、後白河帝(即位前の雅仁親王の時)が歌っていた今様も、ある時は退屈を疎む静かな怒り、またある時は孤独や寂しさを効果的に感じさせました。
(色気たっぷりの歌声にクラクラきてしまいました・・)
はたまた伊藤四郎さん演じた白河院のシーンで使われていた音楽は百鬼夜行が出てきそうな不気味さで「もののけ感」たっぷり、テレビの前で「ずん!」なんて冗談でも言えないほどでした。(笑)
改めて、ドラマや映画、ドキュメンタリーで音楽の果たす役割の大きさを痛感します。
ところで、ストレスゼロ・テクニックでは、ストレスを感じている時に使っている内面会話での言葉や口調をコントロールする方法がありますが、「音楽」を効果的に使うというテクニックもあります。
例えば、ヨドバシカメラのCMソングなどが一日中頭から離れなかった経験、ありませんか?(ヨドバシじゃなくても良いんですけど・・笑)
それを応用するんです。
その昔、上京したてでまだストレスゼロ・テクニックを知らなかった頃、渋谷のスクランブル交差点が人混みに流される感じで苦手だったのですが、ある時アラニス・モリセットの曲を聴きながら渡ったらその苦手意識がとんだ(というか、むしろ堂々と歩けた!)ので、以降、テストや研究発表など、勝負の前には必ずアラニスを聞いていました。
こうした曲を実際に聞かなくても、頭の中でBGMとして流せば良いんです!
大事な商談があって気合を入れたい時は、キムタクのドラマ「Hero」のメインタイトルを流す、苦手な人に会う時には、徹子の部屋のBGMを頭の中で流してみる・・
あなたにとって、気持ちを楽にするBGMが何かひとつくらいあるはずです。
それをパターンとして持っておいて、習慣的に使ってみてください。
お気に入りのドラマがある方は、是非そのドラマの音楽も参考になさってみてくださいね♪
ちなみに、平清盛のメインテーマでピアノを弾いてらっしゃる舘野泉さんは、一度は脳出血で半身まひになりながらも、「左手のピアニスト」として復帰なさった不屈のピアニスト。たおやかなその音色も、心が折れそうなときは力強く背中を押してくれること、間違いなしです・・!!
ちなみに、次回のタイトルは「勝利の代償」です。
忠正が・・為義が・・
(榎木田 智子)