「朝ぼらけ」から恋愛上手になるヒント☆[九州、メンタルヘルス対策]
2012/07/05
まだ街が目覚める前の、今日の宮崎の空。
「朝ぼらけ」ってこんな感じなんだろうか、と思いながら眺めていました。
いにしえの殿上人が残した和歌。
明けぬれば 暮るるものとは 知りながら
なほ恨めしき あさぼらけかな
(藤原道信朝臣・ふじわらのみちのぶあそん)
<現代語訳>
夜が明けてしまうと、また日が暮れて夜になる(=あなたに逢える)とは 分かっているものの、それでも恨めしい夜明けだなぁ。
後ろ髪引かれる想いで恋人のもとを後にして、振り返り、振り返りつつ (私の想像)、家路に着く男性の視線の先にあった空が目に浮かびます。
英語では、夜明けのことを「day break」 といいますが、 この「朝ぼらけ」のしみじみとしたニュアンスとは程遠いものですよね。
改めて、言葉のリズム、色合い、独特の湿度、日本語の表現は豊かだな~・・と
感動してしまいます。
ところで、本題はここからです。
恐らく、この男性は空を見上げて、足元に視線を落としてとぼとぼ歩き、 その時の気持ちを詠んだのではないでしょうか・・。
もし、ずっと空を見上げながら視線を落とすことなく自宅まで歩いていたら、
ここまでの感傷に浸っていられないはずだからです。
理由はこのブログでも再三触れていますが、視線が上がると私達は、 脳の映像を見る部分が刺激されるから。
あさげは何だろう、今日はどんな風に過ごそうか・・
次々と思案することが頭の中に浮かんでは消え、女性のことについては 「まいっか。夜になればまた会えるんだから♪」と呑気に鼻歌まじりになり、 さらに、帰宅後は蹴鞠を蹴り上げて空を見上げては気分がルンルンになり・・・ 和歌のことはどこへやら・・そんなことも理論上は、想像できてしまいます。
恋愛においても、ストレスを減らす上で視線はとっても重要です。
例えば、メールを送ったのに恋人からの連絡がない、と カバンから携帯電話を取り出しては視線を下げる。 「何で返事をくれないの!」とメールを打つ姿勢(視線が下がったストレス姿勢) で余計にイライラが募り、恋人への当たりがきつくなる。 やり取りしている間にエスカレートして、つい言ってはならないほどの 辛辣な言葉を投げかけてしまい最悪の展開になってしまう。
(そして、送信後は後悔に苛まれ、何度もそのメールを見返して=視線を下げて、 どっぷりと自己嫌悪&悲しい気持ちに浸る。)
これでは自分にとっても相手にとってもマイナスです。
もし、そんな経験のある方、その傾向が強い方は、 携帯電話を見つめて視線を落とす、という時間を減らしてみましょう。 少なくとも、不毛な喧嘩のひきがねとならないメールが送れるはずですよo(^^)o
古も今も、あなたの恋に幸多かれ。
藤原道信朝臣さん、ありがとうございました。
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