実のないダメ出しの辛さから自分を守る [ストレスゼロ、九州、メンタルヘルス対策]
2014/02/24
人から自分の欠点を言われると辛いですよね。
それが、自分では思いもよらなかったような内容であったり、身近な人や大切に想うパートナーからの言葉であればなおさら傷ついてしまいます。
その傷が後々まで癒える事なくトラウマのようになり、結果としてその人のその後の行動を制限してしまうこともあります。
発言者の責任は、本人が自覚する以上に重大です。
ところが、発言した本人はその重大さに気づいていないことも多々あります。
冗談のつもりだったのに、と後からかえって気をもむことさえあります。
じゃあ、私達はそうした悲しいコミュニケーションから心を守るために何ができるでしょうか。
「そういうもの言いは傷つくからやめてほしい」と懇願すれば、相手は未来永劫変わってくれるでしょうか・・?
そういう相手が現れる度に懇願し続けるしかないのでしょうか・・?
私の回答は、いずれもNOです。
相手は、本人が望まない限り変わることはありません。
またそういう相手が現れるたびに懇願しなくても、自分が平気でいられるのなら、それが一番効率的です。
ただ、勘違いしてほしくないのは、ここでいう「平気」というのは、
腹の底でぐつぐつ煮えたぎる怒りを感じながらポーカーフェイスを決め込む「平気」とは全く異なります。
いつもの自分らしい笑顔が自然と浮かぶような「平穏な気持ち」でいられることです。
その為には、脳の情報処理の仕組みの中に、相手を傷つけ、自分が傷ついてしまうからくりがある事を知ることが大切なステップです。
① 私達が正しいと思っていることは、脳が収集した限られた情報を基に意味づけを行い、正しいと信じていること。
しかも収集する情報は人によって異なり、それに対する意味づけも一人ひとり異なる。
② そもそも目に見えるのは、行動か環境の事のみ。
本来目に見えない人格そのものについて言っている場合は何らかの自分の行動を目撃した相手の「解釈」にすぎない。
③ 相手の行動を目にしただけで嫌な感情が湧いてくるのは、
自分の中で、その行動を基に自分の人格にネガティブに結び付けて解釈している可能性が大きいということ。
これらの事をしっかりと理解して、相手の解釈に振り回されない手法、自らネガティブな解釈の落とし穴に落ちてしまわないよう、
日常のコミュニケーションに応用していくことで、コミュニケーションのストレスは随分と軽減できます。
詳しい解説や実践に向けたトレーニングにつては、3月のセミナーで行います。
コミュニケーションに自信をつけたい方、コミュニケーションでの過去の傷を癒したい方も、是非この機会に一緒に学びませんか?
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